東京で研修を受けて、やれやれ・・一杯飲みに行こう・・と、普段なら都内で遊んでしまうところだけど、まっすぐ静岡に。
今日は大事な日。
元祖行き付け寿司屋閉店の日です。
静岡駅を降りて、大きな花束買って・・・でも、その花束を見てたら涙が出そうで、どうしようかなぁと悩んでしまった。
私、本当にすぐ泣いちゃう。
第一陣のお客さんが引ける午後8時半くらいを狙い、ガラガラっと引き戸を開けると、カウンターは満席。
「今日はもうダメみたい~。ごめんね」というお母さん。
「良かったらテーブル席に座ってな」という大将。
結果として、このテーブル席が最後の夜にはふさわしい席でした。
カウンターで喋ってるみんなの後ろ姿を見てるだけで、私もとっても楽しい。本当にこじんまりしたお店で、カウンター6人を相手にする商売。
働いている大将とお母さんの姿を、うんと心に焼きつけるんだ。
・・・といいながら、飲んだら忘れそうなので、カメラで撮りまくり。
常連中の常連さんが6人の座ったカウンター。
わがまま大将が気を許せるスペシャルメンバーが並んでる。
大将がリラックスして、でもいつもより張り切ってて、とっても素敵な空気が流れてる。
そもそも、このお店は3件目です。
1件目の時は知らないけど、市場の中にあったお寿司やさん。
2件目は市場の横に移転。でも、大将の体調不良から突然の閉店で、その時には私も常連じゃないから、きっと大将死んじゃったんだ・・と思ってた。
そして3件目。ウォーキングルートの住宅街に同じ名前のお店があるな~と思ったら、生きてたの!?オバケじゃないよね?
それが今のお店。
前よりわがままな営業スタイルは、
「5年間だけ、また寿司屋をやりたい。5年したらやめる!」
という、大将の想い。
大将の体調はイマイチなまま、でも、身を削って5年やってたんだろうなと、時々ポツポツ本音を吐く大将の言葉から感じていました。
約束の5年にほんの数か月足りないけれど、体力が落ち、ずっと立ってお寿司を握れないって、もう限界状態の日々だったみたい。
この前、握り食べておいてよかったぁ~♪
今日は最後に握り頼んだら
「もうできねぇ。やだやだ。勘弁してくれよ」と。
・・・そう・・握りよりも、その言葉の方がいつもの大将かも。
けど、やがて一人・・二人・・と、カウンターのお客さんもいなくなり・・
やばい・・
このままでは私が最後の客になってしまう!
と思った時に、大将が
「あんたまだいたの?ほら、帰ってよ」と。
「また、ひどいこと言って!」というお母さん。
でも、私には有難かったんだよなぁ。。。。
「大将、ごちそうさまでした!!」とお辞儀をして、お店を出ました。何もかもが最後だ・・
お店を出てから、涙もろい私は、やっぱり我慢できずに泣きながら自転車こいで帰ってしまった。大将、お母さん、本当にありがと~。いっぱいいろんなこと教えてもらいました。
そうそう、酔っ払ってお店にいったら、追い返されたこともあったなぁ。
でも、次に行ったら、「今日は飲んでんのか?」と言い、飲んでないと答えたら黙って入れてくれて。すごく私のこと、ちゃんと見てくれてた。(他のお客さんには、酔ってるように見えなかったらしいのに)
本日の酒量~ ビール400ml+日本酒 不明。
テーブルの上に置かれた富士錦。好きなだけテキトーに飲めと。
最後のお会計は1000円でした。
もう・・・感謝でいっぱい・・・・と思うけど、
面とむかっては言えないよね。
大将はどのお客さんにも、お見送りしませんでした。
。。。。(涙)
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